「旅行に行く」と意思決定することが苦手

多くの人の心の動きとして一般的と言われているにもかかわらず、私個人には当てはまらないものが沢山あると思う。その一つが、「旅行の企画自体や行く前に行った後の想像をする時間が楽しい」という人間の性質である。
私にとって、旅行の企画や準備のタイミングは、日程調整や意思決定や荷造り等でむしろ心に負担になる時間だ。

特に飛行機の予約なんかは、キャンセル利かないのに高額な上に決定が遅れるほど条件が不利になるのでかなり苦手だった。

また、旅行前後の仕事など他todo のオーバーフローや体調崩してしまうこと「それで旅行行けなくなったり楽しめなくなったりしたらどうしよう?」の心配で気が休まらない感じになる。


ただまあ、そのタイミングの楽しみがなくても、行ってる途中や行った後は、 「楽しかった〜行って良かった〜」としか思わないので、そのタイミングの苦しみを押してでもある程度旅行をする方がいいんだとは思う。

行く前の心配や面倒さの程度と行った後の満足感とかもだいたい比例してるので、(国内近場よりは流石に海外長期旅行のが記憶に残る)「心労のない旅を選ぶ」というのも悪手なんだと思う。


自分のパラドックスとして、事前準備や予定のfixが必要なイベントの多くをその場で楽しむことや後でいい思い出として振り返るのは人並みにするんだけど、その購入の意思決定やそれまでの準備の段階では、その喜びを失うリスクを考えすぎてポジティブになれなくて、結果そういう活動全般足が遠のく、というのがある。


「同じ金額だと得る喜びより失う悲しみの方が大きい」というプロスペクト理論は人間一般で当てはまるはずなので、私以外にもこういう人が沢山いてもおかしくないと思うのだが、旅行前にそういうことを考えるのはあまり聞いたことない。そういう人がいたらぜひ語り合いたいと思う。


以上の話を、この本を読んで考えてみました。
私にとって幸せとは??と日常的なことも含むいろんな観点から考えるきっかけになる良い本でした。kindle unlimited の新刊の掘り出し物!