読書録

ステイホームのお供として紙の本を見直した

昔仕事の参考になりそうだなと思って買ってたけれど読めてない本があり、今日雨で外に出づらいのもあって久々にページをめくってみたら体験としてとてもよかった。 普段は、家にずっといると気分がクサクサするというか、焦燥感と気分が塞ぎ込む感じが入り混…

素晴らしいコンテンツが脳を侵食するのがしんどい

「推し、燃ゆ」を読んだ日曜の夜、その感想について考えることが止まらなくなってしまった。ブログにアウトプットしたらスッキリするだろうかとブログを書いてみたのが逆効果だった。もっと色々と考えたくなってしまい、布団に入ったもののうまく寝付けなか…

【ネタバレあり】「推し、燃ゆ」を読んだ

「推しを推している人たち」の心理に関心があった。 自分はスマホ依存を自覚しているが、多分世の中では軽い方だと思う。スマホ依存ではないと思ってる人の中にも自分よりもスクリーンタイムが多い人が沢山いるはずだし、知り合いの1人もそうだった。それで…

「働く女性 28歳からの仕事のルール」が買ってから5年後の自分に刺さった

昔読んでもピンと来ていなかった本が、タイミングを変えるとものすごく刺さるということもある。「働く女性 28歳からの仕事のルール」は自分にとって、そういう本のひとつだった。 働く女性 28歳からの仕事のルール 作者:田島弓子 発売日: 2012/06/20 メディ…

【読書録】ドラッグと分断社会アメリカ

人は薬物使用してもその8-9割は依存症にならない。ただ普通に使っており薬物使用そのものからの悪影響を受けていないはずの人が、逮捕されると逮捕歴が理由でよりその後の人生が不利になる、という趣旨の問題提起がなされている本でした。 ドラッグと分断社…

ブログはマインドフルネスの有効な手法らしい

お盆休みを使って、Search inside yourself などマインドフルネス関連本を読み返している。特に、健全な自信を獲得することに関する章立てが今の関心ごとに最も近いので優先して実践してみている。 サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させる…

「自分らしく生きる自由」とは何か。 健康管理社会を描く「ハーモニー」 その2

ハーモニーの世界観においては、健康管理社会の一環として依存物質を取ることは厳しく禁じられている。酒やタバコに至っては、医療分子による市民の管理をする「生府」(=健康管理主義の政府)下での流通は非合法なもの以外無いし、カフェインの摂取にもかな…

テクノロジーによる健康管理型社会の行く末を描く「Harmony」 −その1

今日はこの“ハーモニー”について語らせてほしい。 ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 作者:伊藤 計劃 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 私はこれまでSFをあまり読んでこなかったが、本作品にはとても引きこまれた。ハマったあま…

「旅行に行く」と意思決定することが苦手

多くの人の心の動きとして一般的と言われているにもかかわらず、私個人には当てはまらないものが沢山あると思う。その一つが、「旅行の企画自体や行く前に行った後の想像をする時間が楽しい」という人間の性質である。私にとって、旅行の企画や準備のタイミ…