ステイホームのお供として紙の本を見直した

昔仕事の参考になりそうだなと思って買ってたけれど読めてない本があり、今日雨で外に出づらいのもあって久々にページをめくってみたら体験としてとてもよかった。

普段は、家にずっといると気分がクサクサするというか、焦燥感と気分が塞ぎ込む感じが入り混じったような不快な感覚になるけど、紙の本をリビングで読んでる分には全然そうならなかった。

その本と今の仕事との関連性がそこまで大きくないので、「気になるところ・面白いところを中心に斜め読み」ぐらいの、集中にはむしろ不利な読み方にならざるを得なかったのだが、余計なことに気を散らされずに集中して読めたなと言う感じだった。

おそらく、スマホタブレットを片付けて紙の本だけが目に入っている、と言う状況だと、他にデジタルコンテンツに気を散らされることがないので集中しやすいのだと思う。スマホタブレットだと、この本以外にもたくさんできることの選択肢があるので、ちょっと疲れた時にすぐに別のものにスイッチしてしまったり、スイッチしないまでもその誘惑がずっとその近くにあって脳にチラつくので決断疲れのような形で疲れてしまうのだと思う。

また、ただでさえ色々なことを家の中でスマホタブレット上でするものだから、「いつもの家」で「いつものデバイスを触る」という繰り返しに脳が飽きているのかもしれない。一方、紙の本は一冊ずつ手触りも見た目も違うので、脳が新鮮に感じてくれて、いつもの家の中で時間を過ごすのでも新鮮な気持ちを持ってくれたのかもしれない。

 

ステイホームなご時世だと、「職場に本を持ち運ばなくていい」一方で「家で充実した時間を過ごしやすい」のが大事なので、紙のほうが分がいいことになる。

今回の体験をもとに、持ち運びのしやすさや家で場所を取らないという点から、私はずっとKindle派だったけど、「仕事に関係していて集中して読みたい本」かつ「入手を1日単位で急ぎたいわけではない本」はなるべく紙の本を買ってみようと思った。