「働く女性 28歳からの仕事のルール」が買ってから5年後の自分に刺さった

昔読んでもピンと来ていなかった本が、タイミングを変えるとものすごく刺さるということもある。「働く女性 28歳からの仕事のルール」は自分にとって、そういう本のひとつだった。

働く女性 28歳からの仕事のルール

働く女性 28歳からの仕事のルール

  • 作者:田島弓子
  • 発売日: 2012/06/20
  • メディア: 単行本
 

 何を思ったか学生の頃の自分がこの本を買っており、その時はあまり面白いと思わなかった。そもそも当時の自分は対象読者じゃないから当然かもしれない。 

しかし今実際にその年齢近辺で働く女性をやっている身で再読すると、大変良かったのだ。

 

働く女性が心持ちの面で陥りがちな状態に対して、作者の実体験をもって実践的な乗りこえ方を提示してくれている。

特に「大失敗したらメンタルは「一時棚上げ」に」の章は金言に満ちている。

『何か事件が起きたとき、最初にとるべき行動は、考えなくても大体決まっています。だからやるべきは、気持ちを立て直すのでもなく、失敗を立て直すための策を練るのでもなく、 今とるべき行動にフォーカスすること 』

『特に女性は真面目さと責任感の強さから、失敗に対して必要以上に自分を責める傾向があります。しかし、 相手は「ミス」を指摘しているのであって、あなた自身を責めているわけではない のです。あなた以外の人がやっても失敗するかもしれないのですから。  だから、こんなときは「メンタルは棚上げ」にして、とにかく今とるべき行動に集中すると決めてしまいましょう。』

 

 ちょっとした失敗であってもすぐ落ち込みそうになるので、私もこれを読んで気持ちを切り替えるようにしている。

 

昔買っていた本が思わぬ形で自分を助けてくれることもあるっていいなあと思う。

まあ、今Kindle版を買うと多分当時の1/3ぐらいの値段で買えるはずで、今見つけて買えばよかったのでは?という説ももちろんあるわけですが…。