テレワークのためにタイムズカーシェアを使ってみた

家の外、会社の外で仕事の電話やあまり人に聞かれたくない話をしようとしたとき、ちょうどいい場所がなくて困ったことはないだろうか。実は、そういう時に選択肢になるのが車の中だ。そして、カーシェアであれば15分220円といった安価で使え、結構色々な場所にあるので割と現実的な選択肢になる。

ステーションを探す | カーシェアリングのタイムズカーシェア

 

車を動かさない使い方(仮眠、電話ボックスなど)は、タイムズ自体も推奨しており禁止してないようなので、ちょっとしたオンライン会議スペースとして使ってみた。使い勝手など、備忘を兼ねてここにメモしておく。

車は手軽なプライベートスペース。カーシェアリングを使ったお昼休みの過ごし方| カーシェアリングのタイムズカーシェア

 

プライベート性

  • ×駐車場なのでそこそこ人通りはある。前から顔を見られるかも。(後部座席の方が窓が暗めで外から見えづらい仕様だったので、後部座席に座って作業した。)
  • ○使ったところの場合、駐車場の後ろは壁なので、後ろからPCの内容が見られる心配はない(壁と車の間にベッタリ貼りつかれると見えるかもしれないけど、流石にそれは変質者なので。。。)
  • ○音が静か、完全なる無音が手に入るのは素晴らしい。(最初に、流れてくるガイダンスをオフにする必要がある。車の鍵を一回出して入れてまた出したら静かになった。しかし、終了30分前になったら「もうすぐ終了です、延長する場合は…」って再度ガイダンスが流れてきてうるさい。実利用時間分しか課金されないので、予約は予定よりも30分以上長めにとっておくのが吉。)
  • ○ここでしゃべっても、よほどうるさくしない限り外に漏れないのも素晴らしい。(PCにBluetoothイヤホンがうまく接続されなかったが、そのまま会議できたのは個室空間様様)

 

快適さ

  • ○デスクワークのやりやすさはそこそこ(膝に鞄とノートPCを乗せる形式)
  • ×冬は寒く、夏は暑い。アイドリングして冷暖房をつければ解決するけど、それは推奨されてないだろう。実際、冬は着込んでいれば使えるが夏は使える気がしない。

泣いて歌って、カーシェアリング | その他 | NHK生活情報ブログ:NHK

 

大体は「カラオケ屋でいいじゃないか」という感じではある。

個室空間が必要な人にとって、カラオケ屋ではできなくてカーシェアなら満たせるニーズってこれくらいしかないかな。

  • 完璧な静寂が欲しい(カラオケ屋は他の人の歌声とかがちょっと聞こえるかも?大体のところは締め切ってしまえば大丈夫だけど)
  • カーシェアスポットの方がカラオケ屋より家から近い(駐車場は住宅地の中にあるしこういう人は多いかも)
  •  カラオケ屋が所在する繁華街エリアを歩きたくない
  • カラオケ屋にある余計な誘惑(歌える環境、「エンタメ」な感じの室内、飲食の宣伝など情報量の多い環境…)からは離れたい
  • 15分など超短い利用時間でいい、もしくはその可能性がある(カーシェアは15分から使えるし、予約していた時間より短い時間で終了したらその時間分だけ請求される仕組みなので)
  • 緊急事態宣言中も20時以降利用可能(カラオケ店にしたって一人でオンライン会議するだけならまず感染しないのだけど、今の枠組み上それも含めて禁止されてる。カーシェアなら大丈夫である。逆に顔は見える仕様なので、複数人でワイワイやってるわけではなく1人利用であるとアピールできるのもいいかもしれない)

 

ハード面はカラオケボックスの方がいいことが多い。ただこれもテレワークに最適化されている訳ではないので意外と使いやすくはなかったりするけど。 

  • 最初から空調が効いてる
  • 手ぶらで行っても飲食物が頼める、場合によってはセットで飲み物がついてくる
  • 机があることも多い(作業に向かない配置のことは多い)
  • 電源があることも多い(同上)
  • 部屋によってはモニターもサブディスプレイとして使えることがある(同上)

 

その他

  • 使ったカーシェアの駐車スペースが激狭で、運転席側は全く扉を開けられず、助手席側も20ー30度ぐらいしか扉を開けられなかった。初心者も多いカーシェアでこのハードモードな駐車スペースはトラブルの元なのでは?と思った。