実家に来ていく服が毎年同じになる

 


私が服を選ぶときの第一の基準は、まず気温に合わせた1番快適な服を選べているかどうかと言う点である。

暑い時はなるべく涼しげな格好。寒暖差が大きな一日では、何段階にも脱ぎ着がしやすい格好。極寒の地に降り立つ時は、手持ちの中で最も暖かな格好。*1

極寒の地と言えば実家の戸建てである。昔ながらの本州の戸建ては断熱という発想が乏しく、冬場は北海道民も驚きの寒さになる。しばらく暖房器具をつけないようなものなら、室内の気温は外気温と同じ程度にまで下がる。

そのような極寒の地、実家に、年末年始に帰るイベントが発生する。そこに着ていく服はいつだって極寒地用の一軍、6年前にユニクロで買ったカシミヤのセーターである。

このセーター、なかなか悪くならない。というのも、冬場のオフィスは十分にあったかいからである。また、我々が住むような手狭な集合住宅も、昔の戸建てよりも圧倒的に暖房効率が良く、そこまで着込む必要がない。よって登場頻度がだいぶ低く、今日まで長持ちしている。*2


というわけで、年末年始の帰省時は同じカシミヤ のセーターと冬用のボトムスと言う変わり映えのない組み合わせがコロナによる中断を挟んで何年も続いている。*3その間にも実際は色々な服を買ってきているのだが。。。

都会で忙しく働いているのに、服も新調できていないのかと親から思われるのは本意ではない。まあ、娘に会えれば嬉しいから服はなんでもいいんだろうとは思うけどね。

*1:私がファッションについて、そこまで興味関心がない割には、「一年10着で着回し」的なミニマリストになれないのは、このような気温へのこだわりが理由である

*2:長く着続けられているのは、作りや色もシンプルで流行に左右されにくいデザインのセーターを買ったというのもある。

*3:現実的には、アクセサリー類などで多少印象を変えようとしている