山派にも海派にも、三浦半島海山旅①

海派?山派?という質問がよくある。

自分は生まれ育ちも趣味も山派だと思ってきたのだが、実は海のある景色もテンションが上がる。

どちらかに決めなくても、両方あってもいいんじゃないの?と思って、海の近くにあるハイキングスポットである大楠山に行ってきた。

逗子駅に着いたらバスでから大楠山の登山口へ向かう。

リアルに海岸沿いを走るバス!早速テンションが上がる。気持ちは懐メロの「岬めぐり」である。

バスを降りて登山の最初は前田橋遊歩道から。この遊歩道、川沿いの飛び石を大量に使って登っていくという、天気悪い日はアウトな道。連日のお天気に感謝しながら進む。とても雰囲気があって良い。

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前田橋遊歩道の飛び石

その後、スムーズに登山道へ。登山道の初めは急な階段だが、ゴールデンウィークに別の山を登った時に比べてあまりキツくない。心拍も150ぐらいまでしか上がらない。しばらくジョギング続けてるのとか、最近タイムを縮めようとしてる(6分半とかだが)のが良いのかもしれない。この坂を登っている時に一番ハイな気分になっており、ここ登れるだけでものすごい幸せ!!と思っていた。ただの山の階段の心象風景がキラキラしてた。すごかった。

階段ゾーンが終わり、しばらくなだらかな、上り坂ですらないことも多いゾーンに出る。この辺りから当初のハイは終わっていく。神奈川県民はこの海も山も近くて羨ましいなとか、住環境の選択みたいな俗っぽい考え始めたのがハイの終了だった。その後、仕事のことが思い出されたりしてしまい、やや気分はスローダウンした。*1

登山、運動であり気持ち良いけど、特に難易度に余裕のある道はその時考える内容、精神状況とすごい関連するなーと思った。

基本的にはマインドフルネスというか登山そのものや工程、景色とかを楽しむのが一番良いのだけれど、景色は途中からはどうしても見慣れてくるので、目新しさがなくとも登山の楽しさに集中するみたいな意識をしても良さそう。私の場合だと、花とか紅葉の様子とかのちょっと綺麗なものが良いきっかけになりやすい。

その後、しばらく歩いていたら綺麗なスポットや開けた景色が出てきて、無事楽しく頂上までたどり着いた。

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頂上からかろうじて見える富士山

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展望台から、海もきれいに眺められる



 

*1:

こういうところで仕事に対する良いインスピレーションが浮かぶという人もいるが、私はそうもならないのであまり考えすぎない方が良い気がする。

直前まで仕事をガツガツやってるわけではないのが理由だと思われる。

仕事の頭が整理されるのは、個人的には平日の入浴中が一番いい。また、直前まで家で仕事した後なんてことない家の近くの道を歩いてた時もよかった。